楊梅の滝、豪雨の爪痕
やっと夏らしい週末を迎える事ができました。
それでもまだ天気が不安定な上に、世の中はコロナ第二波の混迷の真っ只中。
遠くに行くのは怖いので、けどせっかくのお天気だから、涼を感じられる場所を目指し自宅から車で30分程度の「楊梅の滝」に行って参りました。
「楊梅の滝」の詳細はこちらへ
滋賀県で、落差随一のこの滝までの道のりは、本格的な登山道で、比良山系の山へ登られる方々も数多くおられます。
7月の豪雨の影響を受け、通常のルートは封鎖され、川沿いを通らないルートへの変更を余儀なくされます。
涼を求めに来たはずが、汗だくの登山になってしまいました。
ここの登山道には、川沿いに登る雌滝の滝壺までの正規ルートと峠に向かう山ルートがございます。
急勾配を豪快に流れる川を見ながらの登山は、夏のお散歩にはもってこいのスポットなのですが、豪雨の爪痕により、道が崩落してしまつたようです。
山を登り、また下ること数十分で雄滝に到着しました。
何度もここを訪れている私達には、さほど危険とは感じられない道ですが、それでも緊張は、しっかりして足元に意識を集中して登り、そして下ります。
写真では。なかなか迫力は伝わりないものですが、ここで撮影も結構危険です。
いつもなら滝壺でゆったり涼を楽しむのですが、隣にいる連れ合いの声すら欠き消す半端ない水量と近寄ると一瞬で水びたしになるほどの水しぶき。
加えて、ほぼ無風状態にも関わらず、体が持っていかれそうな風圧に早々に滝壺から退散し、少し離れた場所で休憩とおやつタイム。
本日のおやつは
コンビニで見つけた黒糖わらび餅
山では、こういうスティック状のおやつは便利です。凍らせたお茶と共にリュックに入れて、涼しくエネルギー補給。
ですが、ものの数分で涼しいを通り越して寒くなってしまい、下山する事にしました。
下山途中、雌滝方面を通って見ることにいたしました。
そこで、目にしたのが
崩落したのはここだったようです。
崩落した場所を迂回して川沿いを下山するか、もと来た道にもう一度登り返すか、との連れ合いからの二者択一の問いに即答で「戻ろう」と返答し、せっかく下った道をまた登り、無事下山いたしました。
豪雨や台風で落石やら倒木やらで、登山道が塞がれて迂回を余儀なくされる事は今の時代、どの山でもとても多いのですが、気をつけなければならないのが、道迷いです。
毎年多くの遭難者を出す滋賀県の山ですがそのほとんどが道迷いだそうです。
災害の後も長く道が塞がれたままの事も多く、ルートが通れない時には、決して無理せず、引き返しましょう。
命には、変えられません。
自然には、叶いません。
楊梅の滝、比良げんき村に行かれる方がおられれば、くれぐれもお気をつけ下さいませ。