梅雨の休日、近所散策「堅田」
梅雨の長雨と言うものは、体調だけでなく、気力も奪うものなのかもしれません。
4連休も終わりましたね。4日間降ったり止んだりとどっちつかずなお天気にそろそろうんざりしておりました。
そんな中、少しの晴れ間に歩いたご近所散策。
湖西にある堅田は、我が家からも30分程度で歩ける場所にあり、近江八景の「堅田の落雁」で有名な満月寺(浮御堂)もございます。
近江八景については[こちらをご覧下さい
さて、この浮御堂ですがこんな悲しい伝説がございます。
その昔、ある娘が美しいお坊様に一目惚れしてしまい、妻にして欲しいとお坊様に思いの丈を打ち明けたところ、お坊様は困ってしまい、対岸の満月寺で修行をしているため、そこまで100日欠かさずに通ってきたら嫁にしてあげようと言う約束をしてしまったのです。
喜んだ娘は毎夜、お坊様のいる満月寺まで寺の灯りを、たよりに小舟で通い続け、100日目を迎えたのです。
しかしながら、その日は風が強くて、対岸の
満月寺の灯りを消してしまい、目印を見つけられずにさ迷う内に娘を乗せた小舟を嵐のような強風が襲い、娘と小舟は沈んでしまいました。早春の悲しい伝説。
これが「比良八荒」の始まりとされ、3月に琵琶湖に吹き荒れる強い風は娘の呪いだと言い伝えられているそうな。
ちなみに、目印の灯りを消したのは、娘の執念に恐れをなしたお坊様がわざと消したとも言われております。
比良八荒(比良下ろし)には、近年でも船舶のみならず、電車を運行停止にしたりと影響を与えています。
清らかな娘の御霊が、安らかであることを願わずにはいられません。
さて、長くなりましたが、堅田散策再開です。
散策には休憩が付き物で、この日は早朝から連れ合いと散歩しておりましたので二人で休憩がてらにモーニングを頂きました。
朝からガッツリです。
その後、この辺りでは有名な和菓子屋さんの「嶋屋」さんに立ち寄り
デザートにフルーツ餅を購入
アメリカンチェリーとマスカット
どちらもとても爽やかで美味しかった。
ようやく梅雨明けが近づいて来ましたが
その後は暑さが厳しくなることでしょう。
散歩もますます近所のみになりそうな気もしますが、焦らずのんびり空でも見ましょう。
夕暮れの仰木の里より